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おじいさんの旅

おじいさんの旅

おじいさんの旅

  「旅」は、ぼくたちを異邦人にする・・・。

日本からアメリカに渡り住んだおじいさんの生涯を孫の作者が描いた作品。

実家にある古いアルバムを見ているような、懐かしさとワクワクが入り混じった何とも言えない気持ちになる大人の絵本です。

二つの国に故郷を持つ移民家族の郷愁にグッときます。

静かで美しい絵が切ない郷愁をさらに引き立て、何度も手に取りたくなります。

 

スモーキーナイト ジャスミンはけむりのなかで

スモーキーナイト―ジャスミンはけむりのなかで (海外秀作絵本)

スモーキーナイト―ジャスミンはけむりのなかで (海外秀作絵本)

力強い絵と面白そうなタイトルに惹かれて借りてきた絵本。

読み進めるうちに1992年にロスアンゼルスで起きた暴動事件の夜を描いた絵本と気づいてビックリ。

人種差別と貧困、暴徒化する大衆心理を主人公の男の子の目線で見事に描いています。

肌の色が違うだけでいがみ合い避け合うご近所さんたち。

難しい問題の解決策を2匹の猫が人間たちに教えてくれます。

高学年生にぜひ紹介したい絵本です。

 

ぼんさいじいさま

ぼんさいじいさま

ぼんさいじいさま

こんなに温かく死を描いた絵本ははじめて。

読後はなんとも言えない気持ちになりました。

繊細で美しく柔らかい絵、全ての生きものからほとばしる生命力、自然と共に生きてきたじいさまと生きものたちの優しい別れ。

いつか私にも、こんな風にお迎えが来てほしいなぁ。