ブックトーク

ぼくからみると

ぼくからみると ある夏の日のひょうたん池を池の周りにいるさまざまな生き物の視点から描いた絵本。 片山健さんの力強い油絵に圧倒されます。 同じ場所にいろんな生き物がいて、それぞれが精一杯生きている。 当たり前だけれど、なかなか気づくことができな…

6この点

6この点 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし 今では多くの人に認知されている点字。 6個の点で文字をあらわす点字を発明したのが、たった1人の15歳の少年だったと初めて知ってビックリ! 本が読みたい! もっとたくさんの言葉が詰まった本を! という動…

こちら『ランドリー新聞』編集部

こちら『ランドリー新聞』編集部 (世界の子どもライブラリー) 教育に対する情熱を失い、授業を放棄しているラーソン先生が、友達を1人も作らない転校生のカーラが張り出した手作り新聞の社説を読んで衝撃を受け…。 言葉によって情報や意見を伝えることの重さ…

あと少し、もう少し

あと少し、もう少し 部員が足りない小さな陸上部が、6人で襷を繋ぐ駅伝大会で県大会出場を目指すお話。 まるで駅伝を見ているような、リレー形式で語られる6人のストーリー。 あの日、あの時、同じ場面でのそれぞれの心情が別々の語り手によって語られ、全…

江戸のお店屋さん

江戸のお店屋さん (ほるぷ創作絵本) 江戸時代の大通りにズラリと並ぶいろいろなお店屋さんの様子を見やすい絵とわかりやすい説明で丁寧に描いた絵本。 今も浅草あたりで売っていそうな馴染みのある品もあれば、用途不明のモノもあり興味深い。 湯屋がすっご…

ポビーとディンガン

ポビーとディンガン 小5娘のリクエストで図書館で借りた本。 主人公はちょっと変わった妹をもつお兄ちゃん。 妹は、自分にしか見えない空想上の友達(ポビーとディンガン)と生きている。 ある日、ポビーとディンガンが行方不明になってしまい…。 悲しみに…

ともだちは海のにおい

ともだちは海のにおい (名作の森) 心が芯からじわ〜っと温かくなる児童書です。 長新太さんの挿絵もじわ〜っといい。 ギスギスした毎日に疲れ切っている心がふんわりします。 同調せず、干渉せず、互いを思いやりながら寄り添うだけ。 クジラとイルカの友情…

希望の牧場

希望の牧場 (いのちのえほん23) 東日本大震災後の原発事故で「立ち入り禁止区域」に指定された牧場で、被爆した牛たちを世話し続ける牛飼いを描いたノンフィクション絵本。 無駄な装飾や大人目線の説教臭さが一切ない、ストライクゾーンど真ん中の直球絵本で…

この計画はひみつです

この計画はひみつです どことなくワクワクした大人たちが描かれた表紙とタイトルから壮大なSF絵本かと思いきや、ニューメキシコの名もない町に集められた優秀な科学者たちが極秘裏に作り上げたものは原子力爆弾。 1945年7月16日にニューメキシコの砂漠で行わ…

石たちの声がきこえる

石たちの声がきこえる 大きさ、色、形が様々な石を使って描いた絵?写真?が新鮮な絵本。 でも、この斬新な技法で作者が描き出す世界は、非常に厳しくて悲しくて切ない、シリア難民のリアルな現実…。 爆弾から命を守るためにあてもなく逃げる。 逃げる途中で…

そして、ぼくは旅に出た。

そして、ぼくは旅に出た。: はじまりの森 ノースウッズ カメラマンを夢見る著者が世界的に有名な写真家に弟子入りしようと 「アポなし、金なし、知識なし、行く宛なし」で旅に出る冒険物語。 手がかりは写真集に載っていた自宅周辺の簡単な地図と小屋の写真…

ことばのかたち

ことばのかたち 折にふれ何度も読み返したい(子ども達にも読み返してもらいたい)絵本。 もしも言葉の形が、色が、目に見えたら・・・。 想像力が無限に膨らむ素晴らしい絵本です。 柔らかな水彩画がとっても綺麗。 いろんな言葉の形を想像すると自分が発し…

23分間の奇跡

23分間の奇跡 (集英社文庫) かわいい表紙と読みやすい文章とは裏腹に・・・、お話の内容が怖ろしい~。 教育現場における洗脳が、かくも自然に短時間でできてしまうとは! そして、それをやってのけてしまう新任教師の実態がまた怖ろしい。 でもそう考えると…

世界でいちばんやかましい音

世界でいちばんやかましい音 ガヤガヤの都に住むギャオギャオ王子はやかましい事が大好き! 王子は誕生日のプレゼントに「世界一やかましい音が聞きたい」と言い出して…。 起承転結のある壮大なスケールのお話に釘付け! オチが最高に素敵です。 中高学年に…

うるうのもり

うるうのもり 絵とお話。どちらも引き込まれ方が半端ない! 切なくて、哀しくて、優しい。 何度も何度も読み返したくなる絵本です。

エンザロ村のかまど

エンザロ村のかまど (たくさんのふしぎ傑作集) 電気も水道もないケニアの村で、地元で調達できる材料で自分達で作れるかまどを考案し普及させた日本人女性のお話し。 焚火で一つのお鍋を煮ていた生活に大きな変化をもたらした三口のかまど。 飲み水を気楽に…

カエサルくんとカレンダー

カエサルくんとカレンダー (福音館の科学シリーズ) 可愛らしい絵とは裏腹にとっても中身の濃い絵本。 2月はなぜ短いのか? という主人公の疑問をカエサル君がものすごく分かりやすく説明してくれます。 大人も楽しめるほど知識が満載ですが、丁寧なイラスト…

素数ゼミの謎

素数ゼミの謎 図書館で借りてこの本を読んでいた時にこのニュースが飛び込んできてビックリ! www.huffingtonpost.jp 長い歴史と算数からなる素数ゼミの複雑な背景がカラフルな絵とわかりやすい文章で書かれています。 子孫を残すという生き物の宿命。本当に…

この本をかくして

この本をかくして 戦争で町の図書館が爆破され、図書館にあった本がすべて失われてしまう。 初っ端から、とっても悲しくてやるせないお話。 お父さんが図書館から借りていた本が唯一残る。 国を追われ、彼の地に逃げる時、何よりも優先して持っていった大切…

スモーキーナイト ジャスミンはけむりのなかで

スモーキーナイト―ジャスミンはけむりのなかで (海外秀作絵本) 力強い絵と面白そうなタイトルに惹かれて借りてきた絵本。 読み進めるうちに1992年にロスアンゼルスで起きた暴動事件の夜を描いた絵本と気づいてビックリ。 人種差別と貧困、暴徒化する大衆…

もしも地球がひとつのリンゴだったら

もしも地球がひとつのリンゴだったら (絵本地球ライブラリー) これは面白い!大きな宇宙。長~い歴史。なんとなーくわかっているけれど漠然としているもの。これらの縮尺を変えて身近なものに置き換えると、イメージがこんなに具体的に!!世界中のお金を1…

ぬすまれた月

ぬすまれた月 (レインボーえほん (3)) 1963年に出版された絵本のリニューアル版。 盗まれた月が次々と人手に渡り・・・。 月の満ち欠けを利用したストーリー展開が楽しい! 所々に差し込まれた科学的な説明もとっても分かりやすい。 時を経ても何ら変わらな…

おおきなかしの木

おおきなかしの木 (大型絵本) リスが落としたドングリから小さな芽をだした樫の木の一生を描いた絵本。 樫の木って、1000年も生きるのね~!! 動けない樫の木の周りに集うものたちが、大きな時間の流れを感じさせてくれます。 迫力のある美しい絵と静かなス…

アマガエルとくらす

アマガエルとくらす (たくさんのふしぎ傑作集) 都会でも大きな公園にいけば気軽に出会えるアマガエル。 あのアマガエルを14年間も飼い続けた人の物語。 そもそもアマガエルが14年も生きると知ってビックリ! 人間と心を通わせられると知ってさらにビック…

空からのぞいた桃太郎

空からのぞいた桃太郎 勧善懲悪モノに修正されていない本来の(?)『桃太郎』をそのまま俯瞰図で描いた絵本。 修正済みの桃太郎と一緒に読むと面白い。 全ページ俯瞰図にこだわらなくてもいいような気もするが、これはこれで、ドローンの空撮みたいで面白い…

珍獣の医学

珍獣の医学 小4の娘が夢中で読んでいる本。 すごく熱くて面白い先生を通して、獣医という仕事の大変さがとってもよくわかります。 ペットを飼う事への責任についても深く考えさせられる素晴らしい本。 高学年のブックトークで紹介したいなぁ〜。 ***娘(…

宇宙のかけら

宇宙のかけら (ブルーバックスピース) かなーり専門的な宇宙の知識が、素敵な版画絵とやさしい解説ですごくわかりやすく書かれた本。 解ったような、解らないような…だった宇宙の知識がきちんと頭に入ってきます。 そして、最終章では涙が…。 これは、ヤバイ…

おおきなやかたのものがたり

おおきなやかたのものがたり 大金持ちの貴族が住んでいた大きな館が、 時代の移り変わりと共に変わっていく様子を詳細に描いた絵本。 空からの俯瞰図があったり、館の断面図があったりしてとても楽しめます。 建物も、使う人に愛されていると幸せなんだなぁ…

ドームがたり

ドームがたり (未来への記憶) タイトル通り、原爆ドーム(本来の名は「広島県物産陳列館」) が語り部となって、過去から現在、未来について語る絵本。 広島県民や原爆ドームに行ったことのある人も知らない(かもしれない) こともたくさん書かれ、とても勉…

セコイア

セコイア (福音館の科学シリーズ) 世界一高い木・セコイアのことがとっても詳しくわかる絵本。 冒険仕立ての導入で、主人公と一緒にワクワクしながら読み進められます。 どのページも驚きと感動の連続! しっかりと環境問題にまで触れているところが素晴らし…