小学校高学年

さがしています

さがしています (単行本絵本) 広島に落とされた原爆で、この世からいなくなった持ち主を物たちが語り部となって探し続ける写真絵本。 主人公の物たちは、どれも広島平和祈念資料館の所蔵品。 1945年8月6日午前8時15分に時が止まったままの物の写真に胸が締め…

石はなにからできている?

ちしきのぽけっと (23) 石はなにからできている? (ちしきのぽけっと23) 夏、川や海に行く前に読みたい写真絵本。 身近なところにたくさん転がっている色や形が様々な石について、一体何から出来ているのか、詳しくわかりやすく紹介されています。 我が家には…

問題だらけの女性たち

問題だらけの女性たち 女の脳みそは小さくて軽くてスカスカ。 女が医学を勉強すると胸がしぼんでしまうから医学を学ばせない。 女の手は男を称賛する拍手をするためにある。 歴史上の偉大な天才たち、ダーウィン、ルソー、ショーペンハウアー、モーパッサン…

コンビニたそがれ堂

コンビニたそがれ堂 (ピュアフル文庫) 大切な何かを探している人だけが、黄昏時に辿り着ける不思議なコンビニのお話。 読み始めて早々に「え?! これ、銭天堂と設定がそっくりなんですけど?! パクったの? パクられたの??」とビックリしてしまったが、…

ぼくからみると

ぼくからみると ある夏の日のひょうたん池を池の周りにいるさまざまな生き物の視点から描いた絵本。 片山健さんの力強い油絵に圧倒されます。 同じ場所にいろんな生き物がいて、それぞれが精一杯生きている。 当たり前だけれど、なかなか気づくことができな…

赤いペン

赤いペン (文学の森) 都市伝説のように語られる不思議な赤いペンの噂に興味を持ち調査を始める女の子。 不器用な彼女をサポートする人々も素敵だし、不思議な赤いペンを手にした人々のお話もとてもよかった! 優しい読後感に浸りながら本を閉じると…、 表紙…

6この点

6この点 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし 今では多くの人に認知されている点字。 6個の点で文字をあらわす点字を発明したのが、たった1人の15歳の少年だったと初めて知ってビックリ! 本が読みたい! もっとたくさんの言葉が詰まった本を! という動…

こちら『ランドリー新聞』編集部

こちら『ランドリー新聞』編集部 (世界の子どもライブラリー) 教育に対する情熱を失い、授業を放棄しているラーソン先生が、友達を1人も作らない転校生のカーラが張り出した手作り新聞の社説を読んで衝撃を受け…。 言葉によって情報や意見を伝えることの重さ…

あと少し、もう少し

あと少し、もう少し 部員が足りない小さな陸上部が、6人で襷を繋ぐ駅伝大会で県大会出場を目指すお話。 まるで駅伝を見ているような、リレー形式で語られる6人のストーリー。 あの日、あの時、同じ場面でのそれぞれの心情が別々の語り手によって語られ、全…

月とアポロとマーガレット

月とアポロとマーガレット: 月着陸をささえたプログラマー (児童図書館・絵本の部屋) 今からちょうど50年前、人類がはじめて月に足を踏み入れたアポロ11号の成功を裏で支えた女性の伝記絵本。 あの時代に! NASAの! コンピュータープログラミングの責任者が…

江戸のお店屋さん

江戸のお店屋さん (ほるぷ創作絵本) 江戸時代の大通りにズラリと並ぶいろいろなお店屋さんの様子を見やすい絵とわかりやすい説明で丁寧に描いた絵本。 今も浅草あたりで売っていそうな馴染みのある品もあれば、用途不明のモノもあり興味深い。 湯屋がすっご…

ポビーとディンガン

ポビーとディンガン 小5娘のリクエストで図書館で借りた本。 主人公はちょっと変わった妹をもつお兄ちゃん。 妹は、自分にしか見えない空想上の友達(ポビーとディンガン)と生きている。 ある日、ポビーとディンガンが行方不明になってしまい…。 悲しみに…

ともだちは海のにおい

ともだちは海のにおい (名作の森) 心が芯からじわ〜っと温かくなる児童書です。 長新太さんの挿絵もじわ〜っといい。 ギスギスした毎日に疲れ切っている心がふんわりします。 同調せず、干渉せず、互いを思いやりながら寄り添うだけ。 クジラとイルカの友情…

まばたき

まばたき (えほんのぼうけん67) 大好きな酒井駒子さんの表紙に惹かれて借りた絵本。 このタイトルにこの内容!ラストページの衝撃!! まさにこれは、絵本でしか表現できない世界観。 偶然なのか、計算づくなのか。 この絵本ができたプロセスを知りたいよう…

和菓子のほん

和菓子のほん (たくさんのふしぎ傑作集) 四季折々の美しい和菓子が美味しそうな絵でたくさん紹介された絵本。 お菓子づくりが大好きな娘が食い入るように読んでいました。 和菓子の原料や作り方が詳しく載っています。 お菓子づくりって、完全にアート! 素…

THE RED BOOK レッド・ブック

レッド・ブック (児童図書館・絵本の部屋) 可愛らしい絵がとってもお洒落な字のない絵本。 えー、なにこの展開ー! 好きだわー。 有名な『漂流物』と似ているけれど、似ていない。 ハテナ? とワクワク!とドキドキとホッコリが詰まった素敵な絵本です。 続…

希望の牧場

希望の牧場 (いのちのえほん23) 東日本大震災後の原発事故で「立ち入り禁止区域」に指定された牧場で、被爆した牛たちを世話し続ける牛飼いを描いたノンフィクション絵本。 無駄な装飾や大人目線の説教臭さが一切ない、ストライクゾーンど真ん中の直球絵本で…

九月姫とウグイス

九月姫とウグイス (岩波の子どもの本) 1922年発表の童話。 これ以上女の子を産んだら殺される?! 八月姫も名前変わってないけど?! 窓を開けると美人になるのか?! と、とにかく突っ込みどころ満載なお話なのだが、武井武雄さんの絵がステキ過ぎて全てが…

アトリエのきつね

アトリエのきつね 絵本では、ちょっと悪意を持って擬人化されることが多いキツネ。 そんなキツネ像が覆される素敵な絵本です。 ありのままのキツネが写実的にたくさん描かれています。 その表情の愛おしいこと!! ノンフィクションのドキュメンタリーを観て…

この計画はひみつです

この計画はひみつです どことなくワクワクした大人たちが描かれた表紙とタイトルから壮大なSF絵本かと思いきや、ニューメキシコの名もない町に集められた優秀な科学者たちが極秘裏に作り上げたものは原子力爆弾。 1945年7月16日にニューメキシコの砂漠で行わ…

キオスクおばさんのひみつ

キオスクおばさんのひみつ (1979年) とにかく絵がステキな絵本です。 町のひろばにあるKIOSK(キオスク)で店番をするおばあさんと子どもたちの交流のお話し。 キオスクの装飾一つ一つについておばさんが教えてくれる秘密に夢中の子どもたち。 じゃあ、あれ…

でんごんでーす

でんごんでーす (講談社の翻訳絵本) 「そろそろ ばんごはんだから かえっておいで」 お母さん鳥から息子への伝言を個性豊かな鳥たちが次々と伝えていくお話。 その伝言のいい加減なこと!! いい加減さが鳥のキャラクターにマッチしていて面白い! 低学年に…

石たちの声がきこえる

石たちの声がきこえる 大きさ、色、形が様々な石を使って描いた絵?写真?が新鮮な絵本。 でも、この斬新な技法で作者が描き出す世界は、非常に厳しくて悲しくて切ない、シリア難民のリアルな現実…。 爆弾から命を守るためにあてもなく逃げる。 逃げる途中で…

そして、ぼくは旅に出た。

そして、ぼくは旅に出た。: はじまりの森 ノースウッズ カメラマンを夢見る著者が世界的に有名な写真家に弟子入りしようと 「アポなし、金なし、知識なし、行く宛なし」で旅に出る冒険物語。 手がかりは写真集に載っていた自宅周辺の簡単な地図と小屋の写真…

ことばのかたち

ことばのかたち 折にふれ何度も読み返したい(子ども達にも読み返してもらいたい)絵本。 もしも言葉の形が、色が、目に見えたら・・・。 想像力が無限に膨らむ素晴らしい絵本です。 柔らかな水彩画がとっても綺麗。 いろんな言葉の形を想像すると自分が発し…

かしこいさかなはかんがえた

かしこいさかなはかんがえた 海で一番かしこい魚にもできないこと。 それは陸の上を歩くこと! 地球上で初めて(?)陸の上を歩いた魚のお話。 好奇心と諦めない気持ちが世界を変えた。 人間の祖先は猿ではなく魚だった!! カラフルな絵を楽しみつつ、生物…

23分間の奇跡

23分間の奇跡 (集英社文庫) かわいい表紙と読みやすい文章とは裏腹に・・・、お話の内容が怖ろしい~。 教育現場における洗脳が、かくも自然に短時間でできてしまうとは! そして、それをやってのけてしまう新任教師の実態がまた怖ろしい。 でもそう考えると…

このよでいちばんはやいのは

このよで いちばん はやいのは (かがくのとも絵本) 世の中のいろんなもののスピードを比べる科学絵本。 そうだよねー! と思ったり、意外なものが意外と速かったりして面白い。 最後の発想がステキです。 大勢への読み聞かせでも盛り上がりそう!

世界でいちばんやかましい音

世界でいちばんやかましい音 ガヤガヤの都に住むギャオギャオ王子はやかましい事が大好き! 王子は誕生日のプレゼントに「世界一やかましい音が聞きたい」と言い出して…。 起承転結のある壮大なスケールのお話に釘付け! オチが最高に素敵です。 中高学年に…

うるうのもり

うるうのもり 絵とお話。どちらも引き込まれ方が半端ない! 切なくて、哀しくて、優しい。 何度も何度も読み返したくなる絵本です。