考えさせられる

かがみの孤城

かがみの孤城 天邪鬼なので流行りモノは5年くらい寝かせる事が多いのだが、夫に勧められて手にした本。 家事も育児も放ったらかしで一気に読んだ。 めちゃくちゃリアルな主人公の日常にファンタジーとミステリーが絡み合い、怒涛のラスト前と余韻を残す素晴…

あっちの豚こっちの豚

あっちの豚こっちの豚 佐野洋子さんの没後に発見された絵をもとに再出版された本。 文明社会にどんどん飲み込まれていく豚と、それに違和感を感じながら傍観している豚。 幽体離脱か?! みたいなホラーっぽさがすごくいいです。 自分にとっての幸せって何だ…

うみべのまちで

うみべのまちで 炭鉱の町で生きる家族を描いた映画みたいな絵本。 静かで、深い。

この本をかくして

この本をかくして 戦争で町の図書館が爆破され、図書館にあった本がすべて失われてしまう。 初っ端から、とっても悲しくてやるせないお話。 お父さんが図書館から借りていた本が唯一残る。 国を追われ、彼の地に逃げる時、何よりも優先して持っていった大切…

スモーキーナイト ジャスミンはけむりのなかで

スモーキーナイト―ジャスミンはけむりのなかで (海外秀作絵本) 力強い絵と面白そうなタイトルに惹かれて借りてきた絵本。 読み進めるうちに1992年にロスアンゼルスで起きた暴動事件の夜を描いた絵本と気づいてビックリ。 人種差別と貧困、暴徒化する大衆…

もしも地球がひとつのリンゴだったら

もしも地球がひとつのリンゴだったら (絵本地球ライブラリー) これは面白い!大きな宇宙。長~い歴史。なんとなーくわかっているけれど漠然としているもの。これらの縮尺を変えて身近なものに置き換えると、イメージがこんなに具体的に!!世界中のお金を1…

空からのぞいた桃太郎

空からのぞいた桃太郎 勧善懲悪モノに修正されていない本来の(?)『桃太郎』をそのまま俯瞰図で描いた絵本。 修正済みの桃太郎と一緒に読むと面白い。 全ページ俯瞰図にこだわらなくてもいいような気もするが、これはこれで、ドローンの空撮みたいで面白い…

明日もいっしょにおきようね-捨て猫、でかおのはなし

明日もいっしょにおきようね─捨て猫、でかおのはなし 岐阜県の保健所で実際にあった本当のお話。 ウソみたいな奇跡がでかおに起きた! でも、こんな奇跡が起きる事が問題なんだ。 そして、同じ運命になったほとんどのペットには、この奇跡は起きないんだ。 …

ロベルトのてがみ

ロベルトのてがみ 今からちょうど50年前に出版されたマリー・ホール・エッツ氏の絵本。 メキシコからアメリカへ移り住んできた家族の様々な葛藤が描かれています。 英語がわからなくて怒られてばかりのロベルトが、 言葉を習得した時の喜びに胸が熱くなり…

いっぽんの鉛筆のむこうに

いっぽんの鉛筆のむこうに (たくさんのふしぎ傑作集) お絵かきしたり勉強したり、毎日お世話になっている身近な文具・鉛筆。 その鉛筆が作られる過程が詳細に描かれた写真絵本です。 スリランカの鉱山で掘り出された黒鉛が芯になり、 アメリカの山脈で切り出…

うみがめぐりー自然をみつめる絵本ー

うみがめぐり -自然をみつめる絵本- 最初の一文から心を鷲掴みにされてしまった絵本。 透明感のある美しい水中の絵の中に、しっかり描き込まれたたくさんのゴミ。 リアルなような、漫画のような、愛嬌のある生き物たち。 大きな文字の端的な文章でしっかりと…

珍獣の医学

珍獣の医学 小4の娘が夢中で読んでいる本。 すごく熱くて面白い先生を通して、獣医という仕事の大変さがとってもよくわかります。 ペットを飼う事への責任についても深く考えさせられる素晴らしい本。 高学年のブックトークで紹介したいなぁ〜。 ***娘(…

おおきなやかたのものがたり

おおきなやかたのものがたり 大金持ちの貴族が住んでいた大きな館が、 時代の移り変わりと共に変わっていく様子を詳細に描いた絵本。 空からの俯瞰図があったり、館の断面図があったりしてとても楽しめます。 建物も、使う人に愛されていると幸せなんだなぁ…

スパイダー屋敷の晩餐会

スパイダー屋敷の晩餐会 光と影が美しい幻想的なモノクロの絵に引き込まれます。 ストーリーは、ひねりもなにもない。現実のまんま。 その現実が怖いー!! じわじわと後を引く怖さ。 イギリスで長いこと寓話形式の教訓詩として読み継がれているそうな。 甘…

ドームがたり

ドームがたり (未来への記憶) タイトル通り、原爆ドーム(本来の名は「広島県物産陳列館」) が語り部となって、過去から現在、未来について語る絵本。 広島県民や原爆ドームに行ったことのある人も知らない(かもしれない) こともたくさん書かれ、とても勉…

さぼてん

さぼてん (講談社の創作絵本) 独特な雰囲気の絵と不思議な生き物たちが印象的な絵本。 悪気はないのに、一生懸命になり過ぎて 過干渉&過保護になり過ぎて・・・。 頑張り過ぎのパパさん、ママさんにぜひ読んでほしい絵本です。 我が家にやって来たワンコに…

動物の値段

動物の値段<動物の値段> (角川文庫) 現役の動物輸入商が面白く真面目に語る動物話。 水族館や動物園の動物にも値段がある! という当たり前なのに目から鱗のお話しが満載。 なかなか知ることのできない動物ビジネスの実態が非常によくわかって面白い。 命で…

ジェドおじさんはとこやさん

ジェドおじさんはとこやさん 黒人というだけで様々な差別を受けていた時代に 自分の夢を持ち続け、それを叶えたジェドおじさんのお話。 どんな試練にもくじけない、前向きな姿に勇気をもらえます。 夢を叶えたおじさんの幸せそうな様子にほっこり。 重厚で美…

かさをささないシランさん

かさをささないシランさん 軽~い気持ちでタイトル借りし、あまりの深さに衝撃を受けた絵本。 平和で自由が当たり前の社会に生きるすべての人に グサリと刺さる絵本です。 シランさんって、どこの国の人だろう? と考えていたら・・・、 そうか~、「知らん…

どうぶつさいばん ライオンのしごと

どうぶつさいばん ライオンのしごと タンザニアの草原で、ヌーの子どもが、お母さんを殺して食べたライオンを訴えた。 いろんな動物の証言から浮かび上がる真実が目から鱗の絵本です。 自然界って、ものすごいバランスの上に成り立っているんだなぁ。 弱肉強…

じゃがいも畑

じゃがいも畑 レトロでお洒落な表紙からは予想していなかった シビアな現実に目を向けさせられる絵本です。 貧しい母子家庭のお腹を空かせた子どもたちが、 お母さんが夜勤でいない満月の夜にしたことは・・・。 前半の疲れてやさぐれ気味のお母さんと 後半…

トンちゃんってそういうネコ

トンちゃんってそういうネコ 迫力のある独特の絵がインパクト大! 3本足の猫の絵本です。 他の猫とちょっと違うし、出来ないこともいくつかあるけど、 ありのままの自分を受け入れて、満足、満足。 みんな、こんな風になれたらステキだな~。 英訳は、何か…

そらいろ男爵

そらいろ男爵 第一次世界大戦開始から100年目の2014年に フランスで出版された絵本。 戦争に駆り立てられた、空と本と平和を愛する そらいろ男爵がとった行動は・・・。 LOVE & PEACE 満載の絵本です。 お洒落で遠目の効く絵は高学年への読…

サンタへの手紙: DEAR SANTA

サンタへの手紙: DEAR SANTA 1870年から1920年にかけてアメリカの新聞社に集められた、 子どもたちからサンタクロースへの手紙集。 手紙だけでなく、サンタ伝説の起源や当時の時代背景など、 コラムが充実していてとっても面白い。 無邪気で欲張りな子からの…

ツナグ

ツナグ (新潮文庫) 中1の息子に借りて読んだ本。 短編ぽくて読みやすく、お話しもバラエティ豊か。 そして、最後は見事にぜーんぶ繋がっている。 初めての作家さんだけど、夢中で読破してしまった。 中高生が死と向き合うのにピッタリです。 本好きなら小6…

すんだことはすんだこと

すんだことは すんだこと (世界傑作童話シリーズ) 佐々木マキさん翻訳という珍しい絵本。 「主婦業なめんなよ!」な視点が愉快、痛快! 絶対、夫と息子に読ませよう。

いもさいばん

いもさいばん (講談社の創作絵本) 思いがけず(失礼!)深〜い絵本。 いろんなきっかけを与えてくれて、読後トークが弾みます。 高学年に読めば、読後の議論は領土問題にまで発展!

だいじょうぶだよ、ゾウさん

だいじょうぶだよ、ゾウさん どんな仲良しにも、いつか必ずおとずれる別れ。 友との別れを受け入れ、しっかりと送り出すねずみ君の成長にじーん・・・。

おにいちゃんがいてよかった

おにいちゃんがいてよかった (いのちのえほん) お兄ちゃんと喧嘩ばかりしている娘にタイトル借りした絵本。 内容は・・・、きょうだい喧嘩とか、そんなものでは全くなかった。 病気と闘う子どもを描いた本はたくさんあるけれど、 病気できょうだいを失う子ど…

ナマケモノのいる森で

ナマケモノのいる森で フランス発の仕掛け絵本。 すっごくお洒落なスタイルながら、内容も深い。 立体の絵本だからこそダイレクトに伝わる展開にじ〜ん…。 プレゼントにもぴったりです。