考えさせられる

ピンクがすきってきめないで

ピンクがすきってきめないで (講談社の翻訳絵本) ジェンダーバイアスにイラッとしている女の子が主人公のフランスの絵本です。 インパクトのあるお洒落な絵が素敵。 女の子らしさ、男の子らしさって何だろう?と改めて考えさせられます。 でも最近は、子ども…

ジョージと秘密のメリッサ

ジョージと秘密のメリッサ トランスジェンダーの10歳の子どもが主人公のお話。 性の多様性に関する本を探していて出会った本。 ジョージのことを「女の子の心を持った男の子」ではなく「男の子の体で生まれてしまった女の子」という認識で読むと、その苦しさ…

ジャーニー国境をこえて

ジャーニー 国境をこえて カラフルでお洒落な表紙からは想像もつかない、過酷で厳しい難民家族のお話。 戦争でメチャクチャになった祖国を捨て、必死にこえた国境の先には、終わりの見えない長い長い旅が・・・。 大切なものをいっぱい詰めた大量の荷物が、…

さがしています

さがしています (単行本絵本) 広島に落とされた原爆で、この世からいなくなった持ち主を物たちが語り部となって探し続ける写真絵本。 主人公の物たちは、どれも広島平和祈念資料館の所蔵品。 1945年8月6日午前8時15分に時が止まったままの物の写真に胸が締め…

問題だらけの女性たち

問題だらけの女性たち 女の脳みそは小さくて軽くてスカスカ。 女が医学を勉強すると胸がしぼんでしまうから医学を学ばせない。 女の手は男を称賛する拍手をするためにある。 歴史上の偉大な天才たち、ダーウィン、ルソー、ショーペンハウアー、モーパッサン…

こちら『ランドリー新聞』編集部

こちら『ランドリー新聞』編集部 (世界の子どもライブラリー) 教育に対する情熱を失い、授業を放棄しているラーソン先生が、友達を1人も作らない転校生のカーラが張り出した手作り新聞の社説を読んで衝撃を受け…。 言葉によって情報や意見を伝えることの重さ…

みかづき

みかづき (集英社文庫) 大好きな児童文学作家(だと思っていた)森絵都さんの長編小説。 基本的に塾好きな私にはとっても共感することが多かった。 私自身、学校より塾の方が断然好きだったし、いまでもマニアックで面白そうな塾をせっせと探しては自分の子…

希望の牧場

希望の牧場 (いのちのえほん23) 東日本大震災後の原発事故で「立ち入り禁止区域」に指定された牧場で、被爆した牛たちを世話し続ける牛飼いを描いたノンフィクション絵本。 無駄な装飾や大人目線の説教臭さが一切ない、ストライクゾーンど真ん中の直球絵本で…

この計画はひみつです

この計画はひみつです どことなくワクワクした大人たちが描かれた表紙とタイトルから壮大なSF絵本かと思いきや、ニューメキシコの名もない町に集められた優秀な科学者たちが極秘裏に作り上げたものは原子力爆弾。 1945年7月16日にニューメキシコの砂漠で行わ…

そして、ぼくは旅に出た。

そして、ぼくは旅に出た。: はじまりの森 ノースウッズ カメラマンを夢見る著者が世界的に有名な写真家に弟子入りしようと 「アポなし、金なし、知識なし、行く宛なし」で旅に出る冒険物語。 手がかりは写真集に載っていた自宅周辺の簡単な地図と小屋の写真…

ことばのかたち

ことばのかたち 折にふれ何度も読み返したい(子ども達にも読み返してもらいたい)絵本。 もしも言葉の形が、色が、目に見えたら・・・。 想像力が無限に膨らむ素晴らしい絵本です。 柔らかな水彩画がとっても綺麗。 いろんな言葉の形を想像すると自分が発し…

23分間の奇跡

23分間の奇跡 (集英社文庫) かわいい表紙と読みやすい文章とは裏腹に・・・、お話の内容が怖ろしい~。 教育現場における洗脳が、かくも自然に短時間でできてしまうとは! そして、それをやってのけてしまう新任教師の実態がまた怖ろしい。 でもそう考えると…

かがみの孤城

かがみの孤城 天邪鬼なので流行りモノは5年くらい寝かせる事が多いのだが、夫に勧められて手にした本。 家事も育児も放ったらかしで一気に読んだ。 めちゃくちゃリアルな主人公の日常にファンタジーとミステリーが絡み合い、怒涛のラスト前と余韻を残す素晴…

あっちの豚こっちの豚

あっちの豚こっちの豚 佐野洋子さんの没後に発見された絵をもとに再出版された本。 文明社会にどんどん飲み込まれていく豚と、それに違和感を感じながら傍観している豚。 幽体離脱か?! みたいなホラーっぽさがすごくいいです。 自分にとっての幸せって何だ…

うみべのまちで

うみべのまちで 炭鉱の町で生きる家族を描いた映画みたいな絵本。 静かで、深い。

この本をかくして

この本をかくして 戦争で町の図書館が爆破され、図書館にあった本がすべて失われてしまう。 初っ端から、とっても悲しくてやるせないお話。 お父さんが図書館から借りていた本が唯一残る。 国を追われ、彼の地に逃げる時、何よりも優先して持っていった大切…

スモーキーナイト ジャスミンはけむりのなかで

スモーキーナイト―ジャスミンはけむりのなかで (海外秀作絵本) 力強い絵と面白そうなタイトルに惹かれて借りてきた絵本。 読み進めるうちに1992年にロスアンゼルスで起きた暴動事件の夜を描いた絵本と気づいてビックリ。 人種差別と貧困、暴徒化する大衆…

もしも地球がひとつのリンゴだったら

もしも地球がひとつのリンゴだったら (絵本地球ライブラリー) これは面白い!大きな宇宙。長~い歴史。なんとなーくわかっているけれど漠然としているもの。これらの縮尺を変えて身近なものに置き換えると、イメージがこんなに具体的に!!世界中のお金を1…

空からのぞいた桃太郎

空からのぞいた桃太郎 勧善懲悪モノに修正されていない本来の(?)『桃太郎』をそのまま俯瞰図で描いた絵本。 修正済みの桃太郎と一緒に読むと面白い。 全ページ俯瞰図にこだわらなくてもいいような気もするが、これはこれで、ドローンの空撮みたいで面白い…

明日もいっしょにおきようね-捨て猫、でかおのはなし

明日もいっしょにおきようね─捨て猫、でかおのはなし 岐阜県の保健所で実際にあった本当のお話。 ウソみたいな奇跡がでかおに起きた! でも、こんな奇跡が起きる事が問題なんだ。 そして、同じ運命になったほとんどのペットには、この奇跡は起きないんだ。 …

ロベルトのてがみ

ロベルトのてがみ 今からちょうど50年前に出版されたマリー・ホール・エッツ氏の絵本。 メキシコからアメリカへ移り住んできた家族の様々な葛藤が描かれています。 英語がわからなくて怒られてばかりのロベルトが、 言葉を習得した時の喜びに胸が熱くなり…

いっぽんの鉛筆のむこうに

いっぽんの鉛筆のむこうに (たくさんのふしぎ傑作集) お絵かきしたり勉強したり、毎日お世話になっている身近な文具・鉛筆。 その鉛筆が作られる過程が詳細に描かれた写真絵本です。 スリランカの鉱山で掘り出された黒鉛が芯になり、 アメリカの山脈で切り出…

うみがめぐりー自然をみつめる絵本ー

うみがめぐり -自然をみつめる絵本- 最初の一文から心を鷲掴みにされてしまった絵本。 透明感のある美しい水中の絵の中に、しっかり描き込まれたたくさんのゴミ。 リアルなような、漫画のような、愛嬌のある生き物たち。 大きな文字の端的な文章でしっかりと…

珍獣の医学

珍獣の医学 小4の娘が夢中で読んでいる本。 すごく熱くて面白い先生を通して、獣医という仕事の大変さがとってもよくわかります。 ペットを飼う事への責任についても深く考えさせられる素晴らしい本。 高学年のブックトークで紹介したいなぁ〜。 ***娘(…

おおきなやかたのものがたり

おおきなやかたのものがたり 大金持ちの貴族が住んでいた大きな館が、 時代の移り変わりと共に変わっていく様子を詳細に描いた絵本。 空からの俯瞰図があったり、館の断面図があったりしてとても楽しめます。 建物も、使う人に愛されていると幸せなんだなぁ…

スパイダー屋敷の晩餐会

スパイダー屋敷の晩餐会 光と影が美しい幻想的なモノクロの絵に引き込まれます。 ストーリーは、ひねりもなにもない。現実のまんま。 その現実が怖いー!! じわじわと後を引く怖さ。 イギリスで長いこと寓話形式の教訓詩として読み継がれているそうな。 甘…

ドームがたり

ドームがたり (未来への記憶) タイトル通り、原爆ドーム(本来の名は「広島県物産陳列館」) が語り部となって、過去から現在、未来について語る絵本。 広島県民や原爆ドームに行ったことのある人も知らない(かもしれない) こともたくさん書かれ、とても勉…

さぼてん

さぼてん (講談社の創作絵本) 独特な雰囲気の絵と不思議な生き物たちが印象的な絵本。 悪気はないのに、一生懸命になり過ぎて 過干渉&過保護になり過ぎて・・・。 頑張り過ぎのパパさん、ママさんにぜひ読んでほしい絵本です。 我が家にやって来たワンコに…

動物の値段

動物の値段<動物の値段> (角川文庫) 現役の動物輸入商が面白く真面目に語る動物話。 水族館や動物園の動物にも値段がある! という当たり前なのに目から鱗のお話しが満載。 なかなか知ることのできない動物ビジネスの実態が非常によくわかって面白い。 命で…

ジェドおじさんはとこやさん

ジェドおじさんはとこやさん 黒人というだけで様々な差別を受けていた時代に 自分の夢を持ち続け、それを叶えたジェドおじさんのお話。 どんな試練にもくじけない、前向きな姿に勇気をもらえます。 夢を叶えたおじさんの幸せそうな様子にほっこり。 重厚で美…