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読み聞かせ4年生

しあわせなときの地図

しあわせなときの地図 戦火を免れるために住み慣れた町を離れなければならなくなったソエ。 町の地図を眺めながら思い出の場所を辿っていきます。いつかこの町に戻ってきた時に、大切な場所を忘れないように。 今も世界には大勢のソエが、思い出がたくさん詰…

ヴォドニークの水の館

ヴォドニークの水の館 チェコの昔話。 水辺で死のうと思っていた少女を捕まえて水の館で働かせることにしたヴォドニーク。 チェコでは日本の河童のような存在らしいです。 いろいろな解釈ができるストーリーで何度も読みたくなります。 なんと言っても降谷な…

王さまと王さま

王さまと王さま 日本でも画期的な判決が相次いで出て、いよいよ性的マイノリティの方々への風向きが変わって来た今日この頃。 「恋する相手は異性とは限らない」ということを描いた絵本です。 運命の王さまに出会えた時の王さまの可愛らしいこと!! 〜恋に…

ヤマネコ毛布

ヤマネコ毛布 ザ・木版画!!という感じの版画絵がとっても、とっても素敵な絵本。 旅に出るヤマネコに森の仲間たちが思い出を刺繍した毛布をプレゼントすることに。 悲しかった思い出や意地悪された思い出なんかもあって綺麗事だけじゃないのが面白い。 ヤ…

さあ、犬になるんだ!

さあ、犬になるんだ! (村上春樹の翻訳絵本集) 大好きなクリス・ヴァン・オールズバーグ氏の絵本。 登場人物たちの表情がとっても素敵です。 ハラハラ&ドキドキのストーリーもテンポよく、遠目の効く絵は大勢への読み聞かせにもオススメ。 オチにニヤリとで…

レッド あかくてあおいクレヨンのはなし

レッド あかくてあおいクレヨンのはなし 本当は青なのに赤色の紙を巻かれたクレヨンが主人公のお話。 赤色を描くことを期待し励ます仲間と期待に応えられずに苦しむレッド。 本当の自分に気づいたレッドの喜びとそれを受け入れる仲間が素敵です。 LGBTの人の…

めうしのジャスミン

めうしのジャスミン お洒落な表紙の絵に惹かれて借りた絵本。 みんなと違うことをしたら白い目でみられ、仲間はずれにされ・・・。 農場の動物たちの妬みや嫌がらせがとってもリアル。 世界中、どこにでもある根の深い問題を素敵な言葉と絵で表現した素晴ら…

オットー 戦火をくぐったテディベア 

オットー―戦火をくぐったテディベア (児童図書館・絵本の部屋) 戦争によって引き裂かれたユダヤ人とドイツ人少年の友情、アメリカ兵救出劇など、第二次世界大戦の戦火をくぐり抜けたテディベア・オットーの自叙伝です。 短いお話ながら、戦争の理不尽さが胸…

はるとあき

はるとあき 「やっぱり秋が一番好きだなぁ」 「私は花粉症発症前までは春が一番好きだったよー」 という会話を娘とした翌日に図書館で借りてきた絵本。 温かみのある絵がすっごく素敵〜。 決して会うことのない春と秋の交流が優しくて切なくて…。 脇役の夏と…

うえにはなあに したにはなあに

うえにはなあに したにはなあに (福音館の科学シリーズ) 横長の表紙を縦に開いて読む、細長い絵本。 大地の下のモグラから、上へ上へ。 丁度真ん中のページにきたら、本を逆さにひっくり返して下へ下へ。 遠目の効く美しい絵は大勢への読み聞かせにピッタリ!…

ぼくからみると

ぼくからみると ある夏の日のひょうたん池を池の周りにいるさまざまな生き物の視点から描いた絵本。 片山健さんの力強い油絵に圧倒されます。 同じ場所にいろんな生き物がいて、それぞれが精一杯生きている。 当たり前だけれど、なかなか気づくことができな…

6この点

6この点 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし 今では多くの人に認知されている点字。 6個の点で文字をあらわす点字を発明したのが、たった1人の15歳の少年だったと初めて知ってビックリ! 本が読みたい! もっとたくさんの言葉が詰まった本を! という動…

月とアポロとマーガレット

月とアポロとマーガレット: 月着陸をささえたプログラマー (児童図書館・絵本の部屋) 今からちょうど50年前、人類がはじめて月に足を踏み入れたアポロ11号の成功を裏で支えた女性の伝記絵本。 あの時代に! NASAの! コンピュータープログラミングの責任者が…

希望の牧場

希望の牧場 (いのちのえほん23) 東日本大震災後の原発事故で「立ち入り禁止区域」に指定された牧場で、被爆した牛たちを世話し続ける牛飼いを描いたノンフィクション絵本。 無駄な装飾や大人目線の説教臭さが一切ない、ストライクゾーンど真ん中の直球絵本で…

でんごんでーす

でんごんでーす (講談社の翻訳絵本) 「そろそろ ばんごはんだから かえっておいで」 お母さん鳥から息子への伝言を個性豊かな鳥たちが次々と伝えていくお話。 その伝言のいい加減なこと!! いい加減さが鳥のキャラクターにマッチしていて面白い! 低学年に…

ことばのかたち

ことばのかたち 折にふれ何度も読み返したい(子ども達にも読み返してもらいたい)絵本。 もしも言葉の形が、色が、目に見えたら・・・。 想像力が無限に膨らむ素晴らしい絵本です。 柔らかな水彩画がとっても綺麗。 いろんな言葉の形を想像すると自分が発し…

かしこいさかなはかんがえた

かしこいさかなはかんがえた 海で一番かしこい魚にもできないこと。 それは陸の上を歩くこと! 地球上で初めて(?)陸の上を歩いた魚のお話。 好奇心と諦めない気持ちが世界を変えた。 人間の祖先は猿ではなく魚だった!! カラフルな絵を楽しみつつ、生物…

このよでいちばんはやいのは

このよで いちばん はやいのは (かがくのとも絵本) 世の中のいろんなもののスピードを比べる科学絵本。 そうだよねー! と思ったり、意外なものが意外と速かったりして面白い。 最後の発想がステキです。 大勢への読み聞かせでも盛り上がりそう!

ケイティとひまわりのたね

ケイティとひまわりのたね (ケイティのふしぎ美術館) すごく素敵な発想の絵本! 美術館に展示してあった有名な絵画の中に引き込まれてしまう女の子ケイティ。 絵の中の人物たちも飛び出してきて大騒ぎ! 後期印象派の画家ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌの絵が…

おなかのなかで

おなかのなかで 弱肉強食の関係だったものたち。 窮地に陥った時に連帯感が生まれるという定番のストーリーなのだが、迫力のある絵とほっこりするラスト、動物たちの何とも言えない表情の変化にギャップ萌え〜。 とにかく、絵が素晴らしい! 原画展に行きた…

さいこうのいちにち

さいこうのいちにち (児童図書館・絵本の部屋) 成虫になったカゲロウが地上で生きられるのはわずか1日。 カゲロウの最初で最後の1日を美しい絵で描いた絵本です。 何もかもが最初で最後! 今、生きていることの凄さと命の儚さにじーん・・・。 今日という…

森のおくから―むかし、カナダであったほんとうのはなし

森のおくから―むかし、カナダであったほんとうのはなし 作者の祖父が5歳の時にカナダで経験した本当のお話し。 繊細なタッチの絵ですが、ものすごく臨場感があり、何とも言えない静かな迫力。 ストーリーの展開が素晴らしく、食べるもの、食べられるもの、…

こうえんで…4つのお話

こうえんで…4つのお話 (児童図書館・絵本の部屋) 同じ時刻に同じ公園に居合わせた4人(2組のゴリラの親子)。 公園で過ごした時のそれぞれの心情が4つのお話しとして語られています。 同じ景色が、人によって、その時の気分によって、まったく違うものに…

おおきなかしの木

おおきなかしの木 (大型絵本) リスが落としたドングリから小さな芽をだした樫の木の一生を描いた絵本。 樫の木って、1000年も生きるのね~!! 動けない樫の木の周りに集うものたちが、大きな時間の流れを感じさせてくれます。 迫力のある美しい絵と静かなス…

いわしくん

いわしくん 生き生きとした いわしくん の表情からは想像できない展開の食育絵本。 短い文章と温かいい絵でいわしくんの一生を描いています。 ラストページがすっごくいい!! 遠目の効く絵は大勢への読み聞かせ向きです。 どんなにゆっくり読んでも3分以内…

ねこのさら

野村たかあきさんの落語絵本。 田舎の店先で、みずぼらしい猫が餌を食べているお皿がものすごく高価な皿だと見抜いた道具屋が、お店の主人をだまして買い叩こうとするお話し。 お話しと絵が本当にピッタリで落語を知っている人でもすごく楽しめます。 オチは…

あたまをなくしたおとこ

あたまをなくしたおとこ 「あるあさ、おとこが おきたら、 あたまが なかった。」 表紙の絵と冒頭の一文だけでガッツリ本の世界に引き込まれます。 奇想天外なストーリーと巧みな言葉あそびが楽しい! ロバート・マックロスキーさんの描くモノクロの絵も雰囲…

そらのいろって

そらのいろって わたしから あおい えのぐを とりあげ、 そらを みあげて かんがえさせてくれた 画家 アルド・セルビーノに。 あとがきの一文が本当にうらやましい! 先入観や固定概念を取り払い、自分自身で見て、感じることの素晴らしさを教えてくれる人と…

干したから・・・

干したから… (ふしぎびっくり写真えほん) いろんな食材をいろんな国で、干して食べている様子がよくわかる写真絵本。 厳しい環境の中で生きる工夫が非常に合理的で感心してしまう。 そうか、主食はほとんど干し物なのか~。ホント、言われてみればだな~。 …

ちいさなつきがらす

ちいさな つきがらす (講談社の翻訳絵本) 体が小さいだけで仲間はずれ。 からかいついでに言った冗談。 いじめた方は何も覚えていない。 子ども同士のイジメをリアルに描いた絵本。 谷川俊太郎さんの訳が重くなりすぎず、絶妙。 絵の構図が素晴らしく、遠く…