食べているのは生きものだ

食べているのは生きものだ (福音館の科学シリーズ)

食べているのは生きものだ (福音館の科学シリーズ)

この本は、できれば一人読みしてほしいなーと思い、

さりげなーくリビングの片隅に置いておいたら、最初に手にしたのは娘(小1)。
テキストの分量が少ないし総ルビつきなので平仮名が読める子は問題なく読める。
写真をじっくりと眺めながら時間をかけて読んだ後、本をパタンと閉じて
「ママ、私、今日から絶対にご飯を残さない!」と高らかに宣言。

続いて遊びから帰ってきた息子(小5)も熟読。
「なんでマグロの解体ショーはあるのに、牛や豚の解体ショーはないんだろう?」
と聞いてきたので、「なんでだと思う?」と子どもたちとディスカッション。
「血がいっぱい出るからかな」「臭いからかな」と想像する子どもたち。
私は、以前映像で観た牛の屠殺シーンを思い出し、
殺されることを悟って死にもの狂いで抵抗することや
恐怖とあきらめに怯える目にひるんでしまい、
しばらく肉が食べられなかったことなどを話した。

続いて、
「そもそも、魚でも解体を見世物にするのはどうなんだろう?」
「人間は食物連鎖の頂点にいるの?」
などなど、いろんな話ができてすっごく充実。

この本には答えなんて一つもない。
ただひたすら、「私たちが食べているのは生きものです」
という事実がいろんな国のいろんな食材で語られるのみ。
そして、それがすっごくいい!

ご飯が食べられなくなるようなラインをギリギリ回避しているけれど、
しっかりと現実を見せてくれるバランスが絶妙。

「命をいただく系」の一押し本はこれに決定~!