~情報収集はAmazonで、購入は本屋さんで~


小学校低学年

ピンクがすきってきめないで

ピンクがすきってきめないで (講談社の翻訳絵本) ジェンダーバイアスにイラッとしている女の子が主人公のフランスの絵本です。 インパクトのあるお洒落な絵が素敵。 女の子らしさ、男の子らしさって何だろう?と改めて考えさせられます。 でも最近は、子ども…

キツネと星

キツネと星 布張りの表紙を見ただけでウットリしてしまう美しい絵本。 どのページもファブリックパネルにしてずっと眺めていたくなるような、抜群のセンスの良さ。 慌しい日常に追われた大人の秘密の宝物みたいな絵本です。 家で1人っきりの時に美味しいお…

コップってなんだっけ?

コップってなんだっけ? どこの家にもあるなんの変哲も無いコップから膨らむ想像がすごい! デザインが生み出される時の頭の中をのぞいたような絵本です。

セーターになりたかった毛糸玉

セーターになりたかった毛糸玉 編物シーズンの秋にピッタリの絵本。 セーターになるのを夢見て出番を待っていたのに…。 波瀾万丈な毛糸玉の人生(玉生?)にハラハラ・ドキドキ! 最後はほっこり。 優しい色合いの絵に癒されます。 この冬に備えて、今年は押…

タンタンタンゴはパパふたり

タンタンタンゴはパパふたり イギリスの保育園には必ず置いてある(らしい)性の多様性を伝える絵本。 ニューヨークの動物園で実際にあったゲイカップルのペンギンが子育てをするお話。 パパ2人に大切に育てられたタンゴがかわいい! 幸せなら、パパが2人で…

ジャーニー国境をこえて

ジャーニー 国境をこえて カラフルでお洒落な表紙からは想像もつかない、過酷で厳しい難民家族のお話。 戦争でメチャクチャになった祖国を捨て、必死にこえた国境の先には、終わりの見えない長い長い旅が・・・。 大切なものをいっぱい詰めた大量の荷物が、…

もみじのてがみ

もみじのてがみ 大好きな きくちちき さんの絵本。 本当に、きくちさんの絵本は、絵本なんだよなぁ。 大自然の秋がページいっぱいに描かれていて、森に行きたくなりますよ。

100年たったら

100年たったら 草原で出会った一匹のライオンと一羽の小鳥。 100年という時を経て、いろいろな姿で出会いを繰り返す輪廻転生のお話。 余韻を残したラストがいいわぁ~。 もしかしたら、今、すぐそばに100年前に別れた何かがいるのかも・・・。 絵もお話もと…

はるとあき

はるとあき 「やっぱり秋が一番好きだなぁ」 「私は花粉症発症前までは春が一番好きだったよー」 という会話を娘とした翌日に図書館で借りてきた絵本。 温かみのある絵がすっごく素敵〜。 決して会うことのない春と秋の交流が優しくて切なくて…。 脇役の夏と…

おもちのおふろ

おもちのおふろ ほのぼのとした絵がとっても可愛い絵本。 小ネタ満載の絵とツッコミどころ満載の展開に盛り上がります! いろんなモノのいろんなお風呂を想像するのも楽しいですよ。 スーパー銭湯もいいけれど、たまには昔ながらの銭湯にも行きたいなぁ。

うえにはなあに したにはなあに

うえにはなあに したにはなあに (福音館の科学シリーズ) 横長の表紙を縦に開いて読む、細長い絵本。 大地の下のモグラから、上へ上へ。 丁度真ん中のページにきたら、本を逆さにひっくり返して下へ下へ。 遠目の効く美しい絵は大勢への読み聞かせにピッタリ!…

さがしています

さがしています (単行本絵本) 広島に落とされた原爆で、この世からいなくなった持ち主を物たちが語り部となって探し続ける写真絵本。 主人公の物たちは、どれも広島平和祈念資料館の所蔵品。 1945年8月6日午前8時15分に時が止まったままの物の写真に胸が締め…

石はなにからできている?

ちしきのぽけっと (23) 石はなにからできている? (ちしきのぽけっと23) 夏、川や海に行く前に読みたい写真絵本。 身近なところにたくさん転がっている色や形が様々な石について、一体何から出来ているのか、詳しくわかりやすく紹介されています。 我が家には…

ぼくからみると

ぼくからみると ある夏の日のひょうたん池を池の周りにいるさまざまな生き物の視点から描いた絵本。 片山健さんの力強い油絵に圧倒されます。 同じ場所にいろんな生き物がいて、それぞれが精一杯生きている。 当たり前だけれど、なかなか気づくことができな…

6この点

6この点 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし 今では多くの人に認知されている点字。 6個の点で文字をあらわす点字を発明したのが、たった1人の15歳の少年だったと初めて知ってビックリ! 本が読みたい! もっとたくさんの言葉が詰まった本を! という動…

月とアポロとマーガレット

月とアポロとマーガレット: 月着陸をささえたプログラマー (児童図書館・絵本の部屋) 今からちょうど50年前、人類がはじめて月に足を踏み入れたアポロ11号の成功を裏で支えた女性の伝記絵本。 あの時代に! NASAの! コンピュータープログラミングの責任者が…

江戸のお店屋さん

江戸のお店屋さん (ほるぷ創作絵本) 江戸時代の大通りにズラリと並ぶいろいろなお店屋さんの様子を見やすい絵とわかりやすい説明で丁寧に描いた絵本。 今も浅草あたりで売っていそうな馴染みのある品もあれば、用途不明のモノもあり興味深い。 湯屋がすっご…

月おとこ

月おとこ (評論社の児童図書館・絵本の部屋) コントラストが綺麗で洒落た絵のトミー・ウンゲラー氏の作品。 地球の人々が楽しそうで羨ましくて、月から落ちてきた月おとこのお話。 ストーリーはちょっと切なく、何ともつかみどころのない不思議な感じ。 私は…

ぼくはワニのクロッカス

ぼくはワニのクロッカス 春になると読みたくなるお花がいっぱいの絵本。 明るくて優しい絵に癒されます。 奥さんのワンピースがかわいい〜。 強面ゆえにみんなから怖がられてしまうワニのクロッカスが、花が大好きな奥さんと友達になりたくて一生懸命自分の…

こわがりのかえるぼうや

こわがりのかえるぼうや 甘えん坊で怖がりのかえるぼうやがとってもカワイイ絵本。 どのページもかえる親子の表情がすごく素敵でニヤニヤしてしまいます。 安心して眠る寝顔に癒されますよ。 それにしても、かえるの家ってこんなに水浸しなのね。想定外でち…

ともだちは海のにおい

ともだちは海のにおい (名作の森) 心が芯からじわ〜っと温かくなる児童書です。 長新太さんの挿絵もじわ〜っといい。 ギスギスした毎日に疲れ切っている心がふんわりします。 同調せず、干渉せず、互いを思いやりながら寄り添うだけ。 クジラとイルカの友情…

まばたき

まばたき (えほんのぼうけん67) 大好きな酒井駒子さんの表紙に惹かれて借りた絵本。 このタイトルにこの内容!ラストページの衝撃!! まさにこれは、絵本でしか表現できない世界観。 偶然なのか、計算づくなのか。 この絵本ができたプロセスを知りたいよう…

和菓子のほん

和菓子のほん (たくさんのふしぎ傑作集) 四季折々の美しい和菓子が美味しそうな絵でたくさん紹介された絵本。 お菓子づくりが大好きな娘が食い入るように読んでいました。 和菓子の原料や作り方が詳しく載っています。 お菓子づくりって、完全にアート! 素…

THE RED BOOK レッド・ブック

レッド・ブック (児童図書館・絵本の部屋) 可愛らしい絵がとってもお洒落な字のない絵本。 えー、なにこの展開ー! 好きだわー。 有名な『漂流物』と似ているけれど、似ていない。 ハテナ? とワクワク!とドキドキとホッコリが詰まった素敵な絵本です。 続…

ぞうくんのはじめてのぼうけん

ぞうくんのはじめてのぼうけん (ぞうくんのちいさなどくしょ) 色味を抑えた絵がとってもお洒落な絵本。 はじめての冒険の仕度を整えるぞうくんが愛らしく、ぞうくんを送り出す家族が本当に温かい。 ただひたすらホンワカ優しい気持ちでぞうくんの冒険を楽し…

希望の牧場

希望の牧場 (いのちのえほん23) 東日本大震災後の原発事故で「立ち入り禁止区域」に指定された牧場で、被爆した牛たちを世話し続ける牛飼いを描いたノンフィクション絵本。 無駄な装飾や大人目線の説教臭さが一切ない、ストライクゾーンど真ん中の直球絵本で…

あたごの浦

あたごの浦―讃岐のおはなし (こどものとも傑作集) ジワる絵本とはまさにこのことか! という感じの絵本です。 個性的な絵がなんとも雄大で素晴らしく、方言の語りに癒され、魚やタコの一発芸と拍手喝采とともに囃し立てる「妙々々々々々」というかけ声がジワ…

こわがりやのクリスだっしゅつだいさくせん

こわがりやのクリス だっしゅつだいさくせん こわがりやのクリスの用心深さが何とも可愛らしくて笑いを誘います。 完全なる引きこもりなんだけど、それなりに幸せそうだし、別に誰にも迷惑をかけていない。 この引きこもりへの肯定感は作者のプロフィールを…

九月姫とウグイス

九月姫とウグイス (岩波の子どもの本) 1922年発表の童話。 これ以上女の子を産んだら殺される?! 八月姫も名前変わってないけど?! 窓を開けると美人になるのか?! と、とにかく突っ込みどころ満載なお話なのだが、武井武雄さんの絵がステキ過ぎて全てが…

アトリエのきつね

アトリエのきつね 絵本では、ちょっと悪意を持って擬人化されることが多いキツネ。 そんなキツネ像が覆される素敵な絵本です。 ありのままのキツネが写実的にたくさん描かれています。 その表情の愛おしいこと!! ノンフィクションのドキュメンタリーを観て…