アーモンド入りチョコレートのワルツ
森絵都さんのお話にいせひでこさんの挿し絵という、なんとも贅沢な本。
シューマン、バッハ、サティのピアノ曲をベースに多感な中学生の心を丁寧に紡いだ短編集。
もう絶対に子どもではないけれど、絶対に大人でもない中学生。
あぁ、わかる、わかる、この感じ!!
と自分の中学校時代を思い出してなんとも言えない甘酸っぱい気持ちが蘇ります。
来春、中学生になる娘にも読んで欲しいなぁ。
一時期、中学受験で頻出された本らしいのだが、このお話を部分的に切り取って白枠で抜いたものを読むなんてもったいないっ!!
過去問解いてなんとなく読んだ気になっている子にも是非読んで欲しいです。