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ブックトーク

いつか、きっと

いつか、きっと 華やかな表紙に惹かれてジャケ借りした絵本。 内容は、私のイメージとは全く違う深~いお話でした。 子どもの目に映る世界が小さな棘のようにチクチク刺さり、ラストはグサッ!っとかなり衝撃的。 この世界を作ってきた大人として、いろいろ…

むこう岸

むこう岸 裕福な家庭で毒親に育てられた少年と貧困家庭で生活保護をもらって暮らす少女が登場人物のお話。 読み初めは「おぅ、またこのパターンか…」と思ってしまったのだが、読み進めるうちに止まらなくなってしまった。 生活保護という人からの施しで生き…

52ヘルツのクジラたち

52ヘルツのクジラたち ひねくれ者なので流行りものは3年くらい寝かす主義なのだが、爺さん(私の父)と中2娘に推されて手に取った本。 何もかもを放り出して一気読みしてしまった。 娘は、学校の休み時間に読んでいたら友達が恋バナをしに来て、 「あの、…

王さまと王さま

王さまと王さま 日本でも画期的な判決が相次いで出て、いよいよ性的マイノリティの方々への風向きが変わって来た今日この頃。 「恋する相手は異性とは限らない」ということを描いた絵本です。 運命の王さまに出会えた時の王さまの可愛らしいこと!! 〜恋に…

ふるいせんろのかたすみで

京都の素敵な絵本屋さん「絵本のこたち」さんで購入した絵本です。 cotachi.thebase.in この絵本屋さんのセレクトがバリバリ好みで時々WEBショップを覗いてはポチっているのだが、今回も大当たりしてしまった! なんといっても絵がすごくいい!! 繊細な線な…

はかれないものをはかる

はかれないものをはかる 数値化できない様々なものの量?長さ?重さ?を想像しながら自分自身を見つめ直せる軽やかでズッシリ重たい絵本です。 思春期の中学生娘にも成人ちょい前の高校生息子にもテレワーク疲れの夫にもオススメ。 お題を読んで目一杯妄想し…

レッド あかくてあおいクレヨンのはなし

レッド あかくてあおいクレヨンのはなし 本当は青なのに赤色の紙を巻かれたクレヨンが主人公のお話。 赤色を描くことを期待し励ます仲間と期待に応えられずに苦しむレッド。 本当の自分に気づいたレッドの喜びとそれを受け入れる仲間が素敵です。 LGBTの人の…

檻の中のライオン

檻の中のライオン 憲法の基本をしっかりと教えてくれる入門書。 ライオン=国家権力、檻=憲法 という例えがとてもわかりやすく、結構難しい事も含めて憲法の大まかな概念を確認できます。 この本を読んでから今流れてくるニュースをみたら、「え?おかしく…

オットー 戦火をくぐったテディベア 

オットー―戦火をくぐったテディベア (児童図書館・絵本の部屋) 戦争によって引き裂かれたユダヤ人とドイツ人少年の友情、アメリカ兵救出劇など、第二次世界大戦の戦火をくぐり抜けたテディベア・オットーの自叙伝です。 短いお話ながら、戦争の理不尽さが胸…

地球に住めなくなる日

地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実 怖ろしい本を読んでしまった。英米で大ベストセラーの気候変動に関する本。 多くの科学者たちが導き出した客観的事実に基づいて気候変動による未来を予測しているのだが、もう絶望しかない・・・。 し…

さよなら、田中さん

さよなら、田中さん 知り合いの薦めで何も知らずに手にした本。 主人公は貧しい母子家庭で育つ小学校6年生の女の子。 貧困の中でも生きることを目一杯楽しんでいる母子の明るさと逞しさがとにかく面白い! 中流家庭との格差がしっかりと、ものすごくリアル…

23分間の奇跡

23分間の奇跡 (集英社文庫) さいたま市の全公立学校で「医療従事者への感謝の拍手実施」というニュースをみて、頭に浮かんだ本。 以前紹介した記事です。 mametsubu-ehon.hatenablog.com 医療従事者へ感謝することはもちろん素晴らしいし、コロナと戦う医療…

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 外出自粛につき、長らく我が家の本棚に置かれていた本をやっと読んだ。 著者は、イギリスに住む元底辺託児所の職員で、現・元底辺中学校に通う息子のお母さん。忌憚ないリアルなお話が面白くて一気読み!時事ネ…

茶色の朝

茶色の朝 外出自粛のお供にオススメの本。 ファシズムの始まりを淡々と描いたフランスのベストセラー小説。 「茶色の猫しか飼ってはいけない」という政府からのお達しに違和感を感じながらも、何となく受け入れ続けてきた「俺」の運命やいかに…。 人々の事な…

ピンクがすきってきめないで

ピンクがすきってきめないで (講談社の翻訳絵本) ジェンダーバイアスにイラッとしている女の子が主人公のフランスの絵本です。 インパクトのあるお洒落な絵が素敵。 女の子らしさ、男の子らしさって何だろう?と改めて考えさせられます。 でも最近は、子ども…

ジョージと秘密のメリッサ

ジョージと秘密のメリッサ トランスジェンダーの10歳の子どもが主人公のお話。 性の多様性に関する本を探していて出会った本。 ジョージのことを「女の子の心を持った男の子」ではなく「男の子の体で生まれてしまった女の子」という認識で読むと、その苦しさ…

タンタンタンゴはパパふたり

タンタンタンゴはパパふたり イギリスの保育園には必ず置いてある(らしい)性の多様性を伝える絵本。 ニューヨークの動物園で実際にあったゲイカップルのペンギンが子育てをするお話。 パパ2人に大切に育てられたタンゴがかわいい! 幸せなら、パパが2人で…

ジャーニー国境をこえて

ジャーニー 国境をこえて カラフルでお洒落な表紙からは想像もつかない、過酷で厳しい難民家族のお話。 戦争でメチャクチャになった祖国を捨て、必死にこえた国境の先には、終わりの見えない長い長い旅が・・・。 大切なものをいっぱい詰めた大量の荷物が、…

どろぼうのどろぼん

どろぼうのどろぼん (福音館創作童話シリーズ) 物心がついた時から千件以上の泥棒をしてきたどろぼん。 モノたちの声に引き寄せられて、コッソリと持ち主の家から盗んできたモノはみな、持っていたことさえ忘れられたモノばかり。当然、被害が発覚する事もな…

ガール・イン・レッド

ガール・イン・レッド 現代版『赤ずきんちゃん』 大都会という森に迷い、オオカミと出会い、最後は・・・。 細部まで丁寧に描かれたインノチェンティ氏の絵がとーにかく凄くて圧倒されます。 そして、怖い~!! 都会の恐ろしさが存分に余すところなく描かれ…

さがしています

さがしています (単行本絵本) 広島に落とされた原爆で、この世からいなくなった持ち主を物たちが語り部となって探し続ける写真絵本。 主人公の物たちは、どれも広島平和祈念資料館の所蔵品。 1945年8月6日午前8時15分に時が止まったままの物の写真に胸が締め…

ぼくからみると

ぼくからみると ある夏の日のひょうたん池を池の周りにいるさまざまな生き物の視点から描いた絵本。 片山健さんの力強い油絵に圧倒されます。 同じ場所にいろんな生き物がいて、それぞれが精一杯生きている。 当たり前だけれど、なかなか気づくことができな…

6この点

6この点 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし 今では多くの人に認知されている点字。 6個の点で文字をあらわす点字を発明したのが、たった1人の15歳の少年だったと初めて知ってビックリ! 本が読みたい! もっとたくさんの言葉が詰まった本を! という動…

こちら『ランドリー新聞』編集部

こちら『ランドリー新聞』編集部 (世界の子どもライブラリー) 教育に対する情熱を失い、授業を放棄しているラーソン先生が、友達を1人も作らない転校生のカーラが張り出した手作り新聞の社説を読んで衝撃を受け…。 言葉によって情報や意見を伝えることの重さ…

あと少し、もう少し

あと少し、もう少し 部員が足りない小さな陸上部が、6人で襷を繋ぐ駅伝大会で県大会出場を目指すお話。 まるで駅伝を見ているような、リレー形式で語られる6人のストーリー。 あの日、あの時、同じ場面でのそれぞれの心情が別々の語り手によって語られ、全…

江戸のお店屋さん

江戸のお店屋さん (ほるぷ創作絵本) 江戸時代の大通りにズラリと並ぶいろいろなお店屋さんの様子を見やすい絵とわかりやすい説明で丁寧に描いた絵本。 今も浅草あたりで売っていそうな馴染みのある品もあれば、用途不明のモノもあり興味深い。 湯屋がすっご…

ポビーとディンガン

ポビーとディンガン 小5娘のリクエストで図書館で借りた本。 主人公はちょっと変わった妹をもつお兄ちゃん。 妹は、自分にしか見えない空想上の友達(ポビーとディンガン)と生きている。 ある日、ポビーとディンガンが行方不明になってしまい…。 悲しみに…

ともだちは海のにおい

ともだちは海のにおい (名作の森) 心が芯からじわ〜っと温かくなる児童書です。 長新太さんの挿絵もじわ〜っといい。 ギスギスした毎日に疲れ切っている心がふんわりします。 同調せず、干渉せず、互いを思いやりながら寄り添うだけ。 クジラとイルカの友情…

希望の牧場

希望の牧場 (いのちのえほん23) 東日本大震災後の原発事故で「立ち入り禁止区域」に指定された牧場で、被爆した牛たちを世話し続ける牛飼いを描いたノンフィクション絵本。 無駄な装飾や大人目線の説教臭さが一切ない、ストライクゾーンど真ん中の直球絵本で…

この計画はひみつです

この計画はひみつです どことなくワクワクした大人たちが描かれた表紙とタイトルから壮大なSF絵本かと思いきや、ニューメキシコの名もない町に集められた優秀な科学者たちが極秘裏に作り上げたものは原子力爆弾。 1945年7月16日にニューメキシコの砂漠で行わ…