ちいさなかぜは ふいてゆく
幻想的な絵がとってもステキな絵本。
全ページ、左側だけ見開きになっていて、開くとさらに素敵な一枚の大きな絵に。
今度はどんな絵が隠れているんだろう? とページをめくるたびにワクワクします。
詩のリズムがイマイチなので翻訳絵本かな?と思ったら、日本人の作家さんでした。
もうちょっと、声に出して読みたい日本語だとよかったなぁ。
でも、絵を眺めるだけで十分楽しいです。
森のおくから―むかし、カナダであったほんとうのはなし
作者の祖父が5歳の時にカナダで経験した本当のお話し。
繊細なタッチの絵ですが、ものすごく臨場感があり、何とも言えない静かな迫力。
ストーリーの展開が素晴らしく、食べるもの、食べられるもの、捕まえるもの、捕まえられるものが一堂に会する凄さがよく伝わります。
ラストの余韻もすごくいい。
高学年に読み聞かせしてみたいなぁ。