みかづき
大好きな児童文学作家(だと思っていた)森絵都さんの長編小説。
基本的に塾好きな私にはとっても共感することが多かった。
私自身、学校より塾の方が断然好きだったし、いまでもマニアックで面白そうな塾をせっせと探しては自分の子どもたちに勧めたりしている。
塾って、世渡り下手で一癖ある、ちょっと変だけど何か凄い大人に出会える貴重な場所。
この本に出てくる塾関係者たちの素敵なこと!
塾オタクにとっては非常に読み応えのある本です。
よくわかるのは、戦後のこの国の教育が本当にブレブレなこと。
ブレブレ以前にそもそも軸がないというか…。
軸がないならないで、民間丸投げでお金だけ出してくれればいいような気さえする。
好き勝手な教育ができる個性的な学校がいっぱいあって、誰でも自分に合った学校が選べるってのが理想だなぁ。
THE RED BOOK レッド・ブック
可愛らしい絵がとってもお洒落な字のない絵本。
えー、なにこの展開ー! 好きだわー。
有名な『漂流物』と似ているけれど、似ていない。
ハテナ? とワクワク!とドキドキとホッコリが詰まった素敵な絵本です。
続きを想像したくなるラストもいいなぁ。
ぞうくんのはじめてのぼうけん
ぞうくんのはじめてのぼうけん (ぞうくんのちいさなどくしょ)
色味を抑えた絵がとってもお洒落な絵本。
はじめての冒険の仕度を整えるぞうくんが愛らしく、ぞうくんを送り出す家族が本当に温かい。
ただひたすらホンワカ優しい気持ちでぞうくんの冒険を楽しみにしていたら…。
オチが最高です!