大人の絵本

さがしています

さがしています (単行本絵本) 広島に落とされた原爆で、この世からいなくなった持ち主を物たちが語り部となって探し続ける写真絵本。 主人公の物たちは、どれも広島平和祈念資料館の所蔵品。 1945年8月6日午前8時15分に時が止まったままの物の写真に胸が締め…

問題だらけの女性たち

問題だらけの女性たち 女の脳みそは小さくて軽くてスカスカ。 女が医学を勉強すると胸がしぼんでしまうから医学を学ばせない。 女の手は男を称賛する拍手をするためにある。 歴史上の偉大な天才たち、ダーウィン、ルソー、ショーペンハウアー、モーパッサン…

コンビニたそがれ堂

コンビニたそがれ堂 (ピュアフル文庫) 大切な何かを探している人だけが、黄昏時に辿り着ける不思議なコンビニのお話。 読み始めて早々に「え?! これ、銭天堂と設定がそっくりなんですけど?! パクったの? パクられたの??」とビックリしてしまったが、…

赤いペン

赤いペン (文学の森) 都市伝説のように語られる不思議な赤いペンの噂に興味を持ち調査を始める女の子。 不器用な彼女をサポートする人々も素敵だし、不思議な赤いペンを手にした人々のお話もとてもよかった! 優しい読後感に浸りながら本を閉じると…、 表紙…

こちら『ランドリー新聞』編集部

こちら『ランドリー新聞』編集部 (世界の子どもライブラリー) 教育に対する情熱を失い、授業を放棄しているラーソン先生が、友達を1人も作らない転校生のカーラが張り出した手作り新聞の社説を読んで衝撃を受け…。 言葉によって情報や意見を伝えることの重さ…

あと少し、もう少し

あと少し、もう少し 部員が足りない小さな陸上部が、6人で襷を繋ぐ駅伝大会で県大会出場を目指すお話。 まるで駅伝を見ているような、リレー形式で語られる6人のストーリー。 あの日、あの時、同じ場面でのそれぞれの心情が別々の語り手によって語られ、全…

ポビーとディンガン

ポビーとディンガン 小5娘のリクエストで図書館で借りた本。 主人公はちょっと変わった妹をもつお兄ちゃん。 妹は、自分にしか見えない空想上の友達(ポビーとディンガン)と生きている。 ある日、ポビーとディンガンが行方不明になってしまい…。 悲しみに…

ともだちは海のにおい

ともだちは海のにおい (名作の森) 心が芯からじわ〜っと温かくなる児童書です。 長新太さんの挿絵もじわ〜っといい。 ギスギスした毎日に疲れ切っている心がふんわりします。 同調せず、干渉せず、互いを思いやりながら寄り添うだけ。 クジラとイルカの友情…

まばたき

まばたき (えほんのぼうけん67) 大好きな酒井駒子さんの表紙に惹かれて借りた絵本。 このタイトルにこの内容!ラストページの衝撃!! まさにこれは、絵本でしか表現できない世界観。 偶然なのか、計算づくなのか。 この絵本ができたプロセスを知りたいよう…

みかづき

みかづき (集英社文庫) 大好きな児童文学作家(だと思っていた)森絵都さんの長編小説。 基本的に塾好きな私にはとっても共感することが多かった。 私自身、学校より塾の方が断然好きだったし、いまでもマニアックで面白そうな塾をせっせと探しては自分の子…

希望の牧場

希望の牧場 (いのちのえほん23) 東日本大震災後の原発事故で「立ち入り禁止区域」に指定された牧場で、被爆した牛たちを世話し続ける牛飼いを描いたノンフィクション絵本。 無駄な装飾や大人目線の説教臭さが一切ない、ストライクゾーンど真ん中の直球絵本で…

九月姫とウグイス

九月姫とウグイス (岩波の子どもの本) 1922年発表の童話。 これ以上女の子を産んだら殺される?! 八月姫も名前変わってないけど?! 窓を開けると美人になるのか?! と、とにかく突っ込みどころ満載なお話なのだが、武井武雄さんの絵がステキ過ぎて全てが…

キオスクおばさんのひみつ

キオスクおばさんのひみつ (1979年) とにかく絵がステキな絵本です。 町のひろばにあるKIOSK(キオスク)で店番をするおばあさんと子どもたちの交流のお話し。 キオスクの装飾一つ一つについておばさんが教えてくれる秘密に夢中の子どもたち。 じゃあ、あれ…

そして、ぼくは旅に出た。

そして、ぼくは旅に出た。: はじまりの森 ノースウッズ カメラマンを夢見る著者が世界的に有名な写真家に弟子入りしようと 「アポなし、金なし、知識なし、行く宛なし」で旅に出る冒険物語。 手がかりは写真集に載っていた自宅周辺の簡単な地図と小屋の写真…

ことばのかたち

ことばのかたち 折にふれ何度も読み返したい(子ども達にも読み返してもらいたい)絵本。 もしも言葉の形が、色が、目に見えたら・・・。 想像力が無限に膨らむ素晴らしい絵本です。 柔らかな水彩画がとっても綺麗。 いろんな言葉の形を想像すると自分が発し…

23分間の奇跡

23分間の奇跡 (集英社文庫) かわいい表紙と読みやすい文章とは裏腹に・・・、お話の内容が怖ろしい~。 教育現場における洗脳が、かくも自然に短時間でできてしまうとは! そして、それをやってのけてしまう新任教師の実態がまた怖ろしい。 でもそう考えると…

ぼくのばしょなのに

ぼくのばしょなのに 大好きな刀根里衣さんの絵本。 こ・こ・こ・こ・これはカワイイ~! もうすぐお兄ちゃんになるククーの嫉妬と焦りに優しく寄り添うパパとママがとってもステキ! 自分の殻に閉じこもってしまった我が子の心を解きほぐすヒントがいっぱい…

うるうのもり

うるうのもり 絵とお話。どちらも引き込まれ方が半端ない! 切なくて、哀しくて、優しい。 何度も何度も読み返したくなる絵本です。

かがみの孤城

かがみの孤城 天邪鬼なので流行りモノは5年くらい寝かせる事が多いのだが、夫に勧められて手にした本。 家事も育児も放ったらかしで一気に読んだ。 めちゃくちゃリアルな主人公の日常にファンタジーとミステリーが絡み合い、怒涛のラスト前と余韻を残す素晴…

日曜日島のパパ

日曜日島のパパ (ヴィンニ! 1) スウェーデン発の児童書。 ボーイッシュでやや早熟な8歳の女の子ヴィンニが主人公。 離婚して普段は離れて暮らすパパと過ごす夏休みのお話し。 ちょっと変わりもののパパがとってもいい味出してます。 子ども目線で書かれたス…

ぼくのおじいちゃん

ぼくのおじいちゃん 見開きで半分ずつ、ぼくのおじいちゃんの生活と同じアパートに暮らす働き盛りのライトさんの生活が描かれた絵本。 おじいちゃんの暮らしの豊かで楽しそうなこと! おじいちゃんも若い頃はライトさんみたいに暮らしてたのかな? 私もこん…

夏がきた

夏がきた 海辺の田舎町におとずれた夏を鮮やかに描いた素敵な絵本。 細やかに描き込まれたディテールが郷愁を誘います。 抜けるような青い空がまさに夏!! 夏の音を探してみたくなりますよ。 夏休み前にピッタリの絵本です。

カエサルくんとカレンダー

カエサルくんとカレンダー (福音館の科学シリーズ) 可愛らしい絵とは裏腹にとっても中身の濃い絵本。 2月はなぜ短いのか? という主人公の疑問をカエサル君がものすごく分かりやすく説明してくれます。 大人も楽しめるほど知識が満載ですが、丁寧なイラスト…

あっちの豚こっちの豚

あっちの豚こっちの豚 佐野洋子さんの没後に発見された絵をもとに再出版された本。 文明社会にどんどん飲み込まれていく豚と、それに違和感を感じながら傍観している豚。 幽体離脱か?! みたいなホラーっぽさがすごくいいです。 自分にとっての幸せって何だ…

なくなったあかいようふく

なくなったあかいようふく (日本傑作絵本シリーズ) なんかレトロお洒落な絵本だなぁと手に取ったら、原画が描かれたのが昭和4年と知ってビックリ!! 右から読むカタカナ書きの看板も、トトロのメイちゃんがかけていた電話も、回想ではなくリアルタイムに描…

さいこうのいちにち

さいこうのいちにち (児童図書館・絵本の部屋) 成虫になったカゲロウが地上で生きられるのはわずか1日。 カゲロウの最初で最後の1日を美しい絵で描いた絵本です。 何もかもが最初で最後! 今、生きていることの凄さと命の儚さにじーん・・・。 今日という…

素数ゼミの謎

素数ゼミの謎 図書館で借りてこの本を読んでいた時にこのニュースが飛び込んできてビックリ! www.huffingtonpost.jp 長い歴史と算数からなる素数ゼミの複雑な背景がカラフルな絵とわかりやすい文章で書かれています。 子孫を残すという生き物の宿命。本当に…

うみべのまちで

うみべのまちで 炭鉱の町で生きる家族を描いた映画みたいな絵本。 静かで、深い。

おじいさんの旅

おじいさんの旅 「旅」は、ぼくたちを異邦人にする・・・。 日本からアメリカに渡り住んだおじいさんの生涯を孫の作者が描いた作品。 実家にある古いアルバムを見ているような、懐かしさとワクワクが入り混じった何とも言えない気持ちになる大人の絵本です。…

ぼんさいじいさま

ぼんさいじいさま こんなに温かく死を描いた絵本ははじめて。 読後はなんとも言えない気持ちになりました。 繊細で美しく柔らかい絵、全ての生きものからほとばしる生命力、自然と共に生きてきたじいさまと生きものたちの優しい別れ。 いつか私にも、こんな…